Oculus Project


oculusproject

【派遣期間】

2015年8月4日~11日

【派遣人数】

6人

【目的】

一般社団法人Bizjapanが、日本で、優秀な若手エンジニアを選抜して、研究・ビジネスで世界最先端を走るアメリカ・シリコンバレーへ派遣し、彼らがGoogle,Yahoo!,Facebook,Appleなどの現地企業の前で一週間、技術とプロダクトをプレゼンすることでチャンスを掴んで帰ってくること

【選抜】

Oculus DK2などのHMDVRのソフト開発コンテストを行った。

【HMDVRとは?】

HMDVR(Head Mounted Display Virtual Reality)は、頭に着けるメガネ型・ゴーグル型のデバイスであり、頭の動きに同期して画面に映し出されるものも動く。仮想空間に実際に入り込んだかのような没入感を体感できる。右上に示したOculusDK2がこの分野で最も有名なデバイスである。

Head-Mounted Display(HMD)はさまざまな種類があり、それぞれ用途が違います。
とりあえず以下の動画を見てください。

  1. 完全に全視野を覆ってしまうOculus Rift
  2. 現実の世界も見えるSee through typeのMoverio VT-200(エプソン)
  3. 視覚だけでなく聴覚もバーチャルリアリティに入れる
    Project Morpheus(sony)

などがあります。

【HMDVRの応用例】

・PTSDなど心的ストレス症候群の治療
・被災地でのロボット遠隔操作、
・新しいタイプの没入方テレビ電話(触覚デバイスとの連携により相手をリアルにみて触れる)、
・ツナミの実体験や火災、緊急時飛行機の脱出などの経験をリアルに経験し避難訓練として活用
・自動車などの試乗
・家にいながらの海外旅行や遺跡探索
など非常に応用性が高いものであり、HMDVRがどんなコンテンツに向いているかは多くのエンジニアがまだわかっていおらず、開拓の余地が大きい。

【HMDVRのコンテスト開催日程】

2014年12月 Head Mounted Display Virtual Reality体験会を1回開催
2015年1月・2月 Unityの使い方レクチャー会(各4時間)を3回開催
2015年2月 コンテスト開始(5チーム計21名参加)
2015年2月下旬 第1回中間報告会開催
2015年3月上旬 第2回中間報告会開催
2015年4月5日 最終報告会開催(3チーム(計21人)参加@東大本郷キャンパス産学連携プラザ)

【最終成果報告会の概要】

2チームドロップアウトしており、最終的に3チーム(計11人)による最終プレゼン会を行った。優勝チームはTeam IcARus。8月にシリコンバレー無料派遣決定。

【参加3チームと各プロダクト概略】
Team UT-Hack 構成:東大工学部4年生と修士1年生、学部2年生のチーム。
プロダクト:ーOculusDK2をかぶってスノーボード体験を可能にするコンテンツー
Team 88miles 構成:シリコンバレー在住の大学生3人と社会人3人からなるチーム。
プロダクト:ーOculusPK2をかぶると、OculusDK2と遠隔地のロボットの動きが同期し、Oculusで離れたところ
をリアルタイムで見れ、ロボットにその人の存在感を感じる事の出来るプロダクトー
Team IcARus( 構成:高校生・大学生・社会人計8人から成り、高校生のスーパーエンジニアがチームリーダー。
プロダクト:カメラを搭載したドローンの操縦を、OculusDK2をかぶって、Unity内でシミュレートできるプロ
ダクト。ドローンを壊す前に、ドローンの操縦に慣れることができる。ドローン実機をサーバ経由でOculusDK2と
接続したものも用意。

【審査員】
東大産学連携本部 菅原岳人様
OculusFes主催者 桜花一門様(高橋建滋様)
株式会社アスカラボ 角田哲也様
株式会社 Dverse 沼倉正吾様

【優勝チームIcARusのプロダクトの作成進捗と説明】

1.【コンテスト前までのプロダクト】

・ドローン制御用サーバーの環境構築
・ロボットの制御をWEB上で行うためのサーバー開発
・ドローンシミュレータの開発
のプロトタイプ実装が完成

2.【最終プレゼン会(4月5日)時点でのプロダクト内容】

・ドローンとOculus DK2を組み合わせたプロダクト。
・最終コンテストでは、ドローンのシミュレーターでド
ローン操作を練習できるサービスとドローンで取得した画像情報をOculusDK2で見ることができるデモを発表

3.【コンテスト後のプロダクト作成進捗(4月から7月まで))】

コンピュータが画像から情報を抽出する技術をサーバに実装(機械学習)
ー物体の認識、追跡
ーコンピュータが画像から文字を読む技術
ー地図生成、自己位置推定
のプロトタイプ実装が完成
ドローンのゲームのコア技術研究開発を完成

4.【今後のプロダクト作成スケジュール】

11月下旬 : ゲーム開発、遠隔操縦の技術確立
12月下旬 :ドローン飛行場の場所の確保、ゲームインフラ整備(クラウド、電波等)

5.【最終完成予定プロダクト】

1、OculusDK2をかぶりながら、サーバ経由で、実際のドローンを操作し、2台のドローン同士でシューティングゲームを行うもの(シミュレータ内で戦うものと実機同士で戦うもの、の2種)※1。
2、カメラで撮影した画像情報から地図を作成するドローン
3、対ドローン用セキュリティドローン(操縦型と自律型)※2.
※1、実際にドローンでシューティングゲームをしている間に、画像情報から勝手に地図を作ってしまうものを作成予定。なので正確には1は2を内含する。
※2、操縦型を先に作る予定で、これは1がほぼそのまま転用できる。自律型は操縦型の作成が終わってから作成する。

チームの開発モチベーションとしては、1を作りたい傾向が強いですが、2,3にも使えるような開発を進めてもらっています。

また、日本での研修を行い、6月中旬から7月末にかけてベンチャー経営者・エンジニアに会いに行き、プロダクト開発の進め方・プロダクト設計・ベンチャー経営・ベンチャーの資本政策について学びました。

【派遣メンバーについて】

出村 賢聖:2015年現在、7月に開催されるロボカップ@ホームリーグ世界大会の日本代表チームに選抜されたため「demura.net」チームのリーダとして石川県のFMT研究所でドローンとロボットの研究開発中。NII(国立情報学研究所)SIGVerse Project Developer。高校3年生。
村下煕:東大工学部計数工学科2年。使用言語:C/C++, C#
長谷川陸央:高校3年。使用言語:PHP、Javascript、C++。
常谷健人:専門学校HAL東京ゲームデザイン学科卒、3DCG制作、チーフデザイナー
後雄大:早稲田大学先進理工学部電気情報生命工学科4年 ARアプリ作成歴半年、railsエンジニア。使用言語:HTML, CSS, javascript, ruby, ruby on rails, unity。
水橋大瑶:長野県の高校1年生、情報オリンピック日本予選 敢闘賞(2013,2014年)Cludot. Inc所属、Tech & Logics 所属、筑波大学GFEST サイエンストップリーダー。使用言語:C,C++,C#,Mindstorms,Python,Unity,Swift,HTML/CSS/js,jQuery,PHP,Linux,3DCG,デザイン、ロボット開発、組み込み

【シリコンバレー研修の内容】

・Google, Yahoo!, Facebook,Appleなどの現地企業前やStanford大学前で1週間、自分の技術とプロダクトをプレゼンし続ける。
・派遣者は、みなそれぞれ違う場所で、プレゼンを行う。場所を変えるのは自由。
・各参加者は、常にTwitterとFacebookで現状を報告し続ける。
・自分の売り込みは、各自の目的に沿って行う。目的とは、たとえば、起業仲間がほしい、現地での働き先がほしい、起業するにあたって投資を受けたい、など。
・知り合った人にどこかに連れて行ってもらえる時は、プレゼンをやめていってよいものとする。ただし運営側もできる限り同行し彼らの安全確保に努める。
・運営側は、彼らの活動を写真や動画でFacebookやTwitterで記事にし続け、読者からの反応やコメントを派遣者に伝える。
・夜、暗くなる前に、プレゼンを終了し、現地での各種イベントにおもむき、プレゼンしつづける。

【Bizjapanについて】

2011年に国立シンガポール大学への留学から帰国した、早稲田大学と東京大学の学生が、海外の学生を日本に招待して、日本について知ってもらうことを目的に作られた団体です。

現在では、日本人学生を毎年世界8カ国以上に派遣し、40名ほどの海外の学生を日本に招待して、企業訪問・ビジネスプランコンテスト・日本人学生との交流事業を行っています。

夏には、日本の学生を選抜し、シリコンバレーに派遣する事業を行っています。

http://bizjapan.org/

【運営チームについて】

Bizjapanの運営メンバー60人のうち東京大学の大学院生と大学生、一橋大学の大学生の合計10名が運営しています。

プロジェクトリーダー

鈴木瑞人 東京大学大学院新領域創生科学研究科 メディカルゲノム専攻 修士1年

【クラウドファンディングの目標支援総額の使途内訳】

日本-サンフランシスコの航空券(5人) 500,000円

現地宿泊費 150,000円

コンテスト会場費用40,000円

支援者への品物の郵送費 10,000円

総額70万円

残りは、参加者に貸し出す(もしくは譲渡)用のヘッドマウント型ディスプレイの購入に充てる。

【主催団体】

一般社団法人Bizjapan

【技術協力】

Dverse.Inc 様 アスカラボ.Inc様

【ご協賛提供(ライセンス提供)】

(株)ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン様